事実、ライティングセクションはIELTSの中で1番スコアが出にくいセクションと言われています。
これは日本人だけでなく、世界の人たちも同じことと言えます。
それゆえに多くの人がIELTSのライティング対策で頭を悩ませているのだろうと思います。

さらに、IELTSのライティングでは自由英作文ではなく「アカデミックライティング」と言われるエッセイを書く能力が必要とされています。
今までにアカデミックライティングを経験していない方がほとんどだと思いますので、
IELTSの各セクションの中でも1番難しいと感じますし、中々スコアが上がらないという事態になってしまうのでしょう。
IELTSのライティングセクションのスコアを上げるためには、ある程度自分に合う「型」(テンプレート)を身につけておくことがかなり有効なのですが、
型(テンプレート)ってどのようなものがあるのでしょう?
今回の記事では、IELTSライティング対策としまして「タスク1のグラフ問題」で使えるテンプレートを紹介していこうと思います!

IELTSライティングのスコアを上げたいと考えている方や上のような悩みを抱えている方にとっては参考になるかと思いますので、
ぜひ!最後までこの記事をご覧ください!
【はじめに】IELTSライティングセクション タスク1の簡単な概要

まずは簡単にIELTSライティングセクションのタスク1の概要を紹介していこうと思います。概要は以下の通りです。
タスク1の概要
- 指定語数=150語以上
- 時間=約20分(目安)
- 内容=図やグラフ、表などのデータの説明をする
- 配点=全体の3分の1
このような内容です。
20分以内に150語も書かないといけないので、素早く情報を把握して書いていく能力が必要とされています。
タスク1の配点は3分の1しかないので、できるだけこの後に続くタスク2に多く時間を割きたいところです。
概要は大体わかって頂けたかと思いますので、
早速!IELTSライティングのタスク1で使えるテンプレートを紹介していこうと思います!
イントロダクションで使えるテンプレート

まずは、イントロダクションで使えるテンプレートを紹介していきます!
このイントロダクションの部分には、問題文のパラフレーズと概要を書いていきます。
パラフレーズ
パラフレーズが分からない方も中にはいらっしゃるかと思いますので、
実際に例題を使ってパラフレーズとは一体どのようなものかを紹介していきます!
【例題】
The charts provide information on the ages of the population of America and China in 2010 and projections for 2040.
このような問題があったとします。
もちろん、この文をそのまま解答用紙に書くことは基本NGです。
なので、自分の言葉を使って表現を変える必要があります。
一例としまして、自分がもしこの問題文をパラフレーズするなら以下のようになります。
【パラフレーズ後】
These charts compare the population of America and China in 2010 and 2040 projections in terms of proportions of different age categories.
このような感じとなります。
IELTS初心者にとってはかなりハードですので、最初は単語のみを変えていくことからでもいいのでパラフレーズの練習を始めていくといいですよ!

パラフレーズにはコレ!というテンプレートはないのですが、個人的によく使うフレーズをまとめいこうと思います!
パラフレーズでよく使う表現
- indicate, illustrate, (〜を表している)
- compare~(〜を比較している)
- provide information~(〜の情報を提供している)
- from A to B (AからBの間に)
- between A and B (AからBの間に)
- for a decade (10年の間に)
- for a period of 20 years (20年の間に)
- in terms of~ (〜に関して)
- the figures of~ (〜の数)
- how many~ (〜の数)
代表的なものはこのようなものです。
問題や状況によって使えるかどうか判断する必要がありますので、その点は注意しつつパラフレーズの勉強も進めていきましょう!

なので、IELTSを勉強している際から自分の言葉で表現する(パラフレーズ)を意識して勉強することをおすすめしますよ!
概要
問題文のパラフレーズの後に概要を書いていきます。
概要を書いていく際に使えるテンプレートとしまして、
概要を書く際のテンプレート
- Overall〜(概して〜)
- It can be clearly seen that〜(〜ということが明らかである)
この2つのどちらかを使えるようにするといいかと思います。
実際に使ってみると、
Overall, two regions are expected to have higher proportion for the oldest category.
このような感じになります。

グラフ問題で使えるテンプレート集

グラフ問題では、数値の増減や変化を書かないといけないので
それ関連の表現を覚えることが必須になってきます。
なので、数値の増減や変化を表す際によく使う表現を紹介していこうと思います。
増加を表す表現
- increase
- rise
- grow
- an increase
- a rise
- growth
- show an upward trend
減少を表す表現
- decrease
- decline
- drop
- a decrease
- a decline
- a drop
- show a downward trend
安定を表す表現
- remain stable
- level off
- experience a period of stability
その他増減に関する表現
- vary(変動する)
- peak(最高点に到達する)
- reach the highest point(最高点に到達する)
- reach the lowest point(最低点に到達する)
増減を表す際に役立つ形容詞・副詞
- dramatic(大幅な)
- dramatically(大幅に)
- significant(大幅な)
- significantly(大幅に)
- sharp(急な)
- sharply(急に)
- steep(急な)
- steeply(急に)
- gradual(徐々な)
- gradually(徐々に)
- constant(一定の)
- constantly(一定に)
- slight(わずかな)
- slightly(わずかに)
- marginal(わずかな)
- marginally(わずかに)
使えると便利な表現たち
- be projected to do(〜すると予想される)
- be anticipated to do(〜すると予想される)
- be expected to do(〜すると予想される)
- the number of ~(〜の数)
- the proportion of ~(〜の割合)
- the amount of ~(〜の量)
- the percentage of ~(〜の割合)
- the figure of ~(〜の数値)
- while(一方で)
- by contrast(〜と比較して)
- increase ~ fold(〜倍増える)
- double(2倍になる)
- triple(3倍になる)
- quadruple(4倍になる)
以上このような表現・テンプレートを使えると表現力がかなり上がると思います!

ライティングで使える表現を増やすためには?

この記事を読んでくださった方の中で、
「IELTSライティングセクションで使える表現を増やしたい」
このように感じている方も多いのではないでしょうか?
結論、そのような方にはオンライン英会話がとてもおすすめです。
私自身、ライティング・スピーキングでの表現の幅を増やすために「オンライン英会話」を利用しました。
IELTS対策でオンライン英会話を利用してみて得られたメリット以下の3つです。
オンライン英会話のメリット3つ
・アウトプットを行うことで実際のIELTS試験でスムーズに表現を使えるようになる
・純粋に英会話に慣れることができる
・結果的にライティングセクション・スピーキングセクションのスコアが上がる
これら3つのメリットがありました。
私自身も、ライティング・スピーキングのスコアが中々伸びなくて悩んでいました。

4.5や5.0から中々伸びなくて3ヶ月くらい悩んでいましたね…。
その際に、アウトプットや練習量が足りないのではないかと感じましたので、
英会話に慣れることも踏まえて、オンライン英会話を使うことにしました。
結果、3ヶ月ほどオンライン英会話を利用しつつIELTS対策をすることで
ライティング・スピーキングスコア共に6.0を達成しました。
この記事を読んでくださっている方の中で、英会話する機会がなくて中々IELTSスピーキングセクションに慣れないと感じている方や
1つでもライティング・スピーキングセクションで使える表現を増やしたい方は、
ぜひオンライン英会話を利用してみてください。
関連としまして、IELTS対策に強いオンライン英会話をまとめている記事がございますので
ぜひ以下の記事もいっしょにご覧ください。
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【安いものもあります】IELTS対策に強いオンライン英会話・スクールのおすすめ6選
続きを見る
IELTSライティングセクションの勉強法やおすすめの参考書が知りたいという方へ

IELTSのライティングセクションで使えるテンプレート・表現だけでなく、
根本となる勉強法やおすすめの参考書が知りたいという方も中にはいらっしゃるはずです。
そのような方のために、このブログ内にはIELTS対策におすすめの参考書や
ライティングのスコアを3ヶ月で5.0から6.0まで上げた勉強法をまとめた記事がございます。
IELTSライティングをいち早く攻略したいという方にはおすすめの記事となっていますので、
ぜひ以下の記事もいっしょにご覧ください!
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【2023年版】IELTS 6.0を達成できるおすすめの参考書7冊を紹介
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【初心者向け】3ヶ月でIELTSライティングスコアを5.0→6.0に上げた勉強法を紹介
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【安いものもあります】IELTS対策に強いオンライン英会話・スクールのおすすめ6選
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さらに、他の問題タイプで使えるテンプレートや表現を以下の記事で紹介していますので、
ぜひそちらの記事もいっしょに見ただけると参考になるかと思います!
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【初心者向け】IELTSライティングタスク1のマップ問題で使えるテンプレート・表現を紹介
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IELTSライティングタスク1のダイアグラムで使えるテンプレート・表現を海外大学生が紹介
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【超便利】IELTSライティングタスク2で使える表現・テンプレートを紹介
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まとめ
今回の記事では、IELTSライティング対策としまして使える表現・テンプレートを紹介してきました!
今回紹介したテンプレートや表現をうまく使えるようになることで、
グラフ問題に関しましてはライティングセクションで6.0前後は十分狙うことが出来るようになります。
中々ライティングセクションで5.5や6.0がでないという方は、ぜひ参考にしてみてください。